1898年8月12日、時の米大統領ウィリアム・マッキンリーはハワイの米国領への編入を宣言。この日、イオラニ宮殿に掲げられていたハワイ王国国旗が下げられ、星条旗が揚げられた。古来のハワイ住民らはこのとき、悲しみの声をあげたという。そしてこの瞬間、ハワイは米国の準州となった。
準州となった後も、表向きハワイは米国の領土として扱われる事は無かったが、名実ともに米領へと変貌していく。これは準州知事が設置されていながら、米自治領という形がとられたためであった。ハワイが、完全に米領土となったのは、1959年8月21日の事である。50番目の州としてハワイ州が成立したためである。