象印は2001年に「i-Pot」(アイポット)という、通信機能を付けた電気ポットを開発した。これはお茶を飲むためなどで給湯操作を行うと、指定されたアドレスにメールが届くとともに、過去1週間分のポットの使用状況を専用ウェブページで確認できるシステム(とはいっても、日常的な利用は一般の電気ポットと全く違わない)であり、離れて生活するご老人を心配する肉親に届くようにと作られた。
これは1996年4月に、息子を看護していた母親が突然に亡くなり、周囲に異変を気付かれる事無く病気で動けなかった息子も一ヵ月後に遺体となって見つかったという痛ましい事件が契機となって研究開発がはじまったという。
(番組評価 82/100へえ)