オオアタマガメという。甲長20cm。名前の通り甲長の半分近い大きさの頭部を持つ。種小名のmegalocephalumも「巨大な頭」の意。潜頚亜目に含まれるが、頭部が大きいため甲羅の中に頭部を引っ込めることができない。そのため頭部は1枚の大きな鱗で保護されている。
クチバシは鋭く曲がっていて、甲殻類などのかたい獲物も噛み砕くことができる。
尾は非常に長く、筋肉が発達し物に巻きつけることもできる。
山間部の渓流沿いに生息する。クチバシや爪を引っ掛けて岩や木によじ登り、また長い尾を使って木にぶら下がることもできる。水中では水掻きがあまり発達していないため泳ぎ回るというよりは水底を歩き回る。
(番組評価 81/100へえ)