最後の審判は、ルネサンス期の芸術家ミケランジェロの代表作で、バチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂の祭壇に描かれたフレスコ画である。1541年に完成した。蛇足だが、ミケランジェロはこの絵画を描き終えたときには、首が曲がったままでまた滴り落ちた絵の具が目に入りそれによって失明した、と言われている。
群像に裸体が多く、儀典長からこの点を非難され、「着衣をさせよ」という勧告が出されたこともある。ミケランジェロはこれを怨んで、地獄に自分の芸術を理解しなかった儀典長を配したというエピソードもある。
ケランジェロの弟子ダニエレがふんどしを描いたが、そのためダニエレは人々から「ふんどし画家」という呼び名をつけられ後世まで知られることになる。
(番組評価 82/100へえ)