真珠は貝の体内で生成される生体鉱物である。貝の体内に入った異物を核として、カルシウムの結晶(霰石)と有機質層(主にタンパク質)が交互に積層し、真珠層が形成される。この有機質の薄層と霰石の薄層が干渉色を生み出し、真珠特有の虹色が生じる(→遊色効果)。また、有機質層の厚さや色素の含有量などによって真珠の色味が決まる。
本真珠とは本来鮑玉(アワビの内部に形成される真珠)の事を指すが、現在は鮑玉に加えアコヤガイ(Pinctada fucata martensii)の真珠を指す。本真珠以外にも、貝の種類によりさまざまな真珠がある。
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