1912年5月18日、ヤジを飛ばした相手チームファンに、デトロイトタイガースのタイ・カッブが腹を立てて殴りかかり、出場停止処分を受けた。この判決に不服なチームメイトは、全員で試合出場をボイコット。頭をかかえた球団は、大学生など素人に声をかけ、なんとか人数をそろえて寄せ集めのチームをつくった。この寄せ集めの素人チームは5回までに相手チームから2点をもぎ取るなどなかなかの健闘ぶりを見せた。その後も素人なりに精一杯のプレーをしたものの、本気を出したメジャーリーガーには太刀打ちできず、結局24対2で大敗した。その後、球団はタイ・カッブの出場停止処分を10日間に軽減し、ボイコットを中止させた。
(番組評価 65/100へえ)