小川健太郎(1934年1月12日 - 1995年10月8日)は、 昭和後期(1960年代後半)のプロ野球選手。中日ドラゴンズのエースとして活躍した投手である。
1969年6月15日、当時絶好調だった読売ジャイアンツの王貞治に対し、腕を背中から繰り出す「背面投げ」をした(これに対し松橋審判は「ありゃあ!! 本当にやりやがったあ!!」と語っている)ことは有名。その投球自体は「ボール」だったが、その投球でタイミングを狂わされた王はその打席は凡退した。同じ試合で2度にわたって背面投げを行った。反則投球ではないかとしてプロ野球ルール委員会が開かれ、正規の投球であると認められた。また、「股下投げ」も練習していたが、実戦で使うことはなかった。当時の正捕手だった木俣達彦は「たった数球しか投げない背面投げなのに、毎日200球近く投げて練習しており、背面投げの練習に付き合わされるのは大変だった」と語っている。
(番組評価 80/100へえ)