1908年11月15日に平山良子と名乗る女性から石川啄木に短歌の添削をしてほしいという手紙が届く。
啄木は女性名なので信用し、懇切丁寧に短歌の添削指導をしてやりました。どうしても会いたくなり、短歌の添削仲間を使って探りを入れました。すると、平山良子は良太郎という男だということが分かりました。
また、11月30日の日記には「平山良子から写真と手紙。驚いた。中々の美人だ!」とあります。
ちなみに、平山良太郎は大分県臼杵の伏見屋という老舗の長男。彼は地元で「みひかり会」という文芸グループを作り、その会員の1人の菅原芳子のツテで、啄木に平山良子の名前で手紙を送り、啄木の弟子になった。
見事啄木は釣られたわけですね。
(番組評価 60/100へえ)