4分33秒は、ジョン・ケージが作曲したピアノ曲の通称。
楽曲は、3つの楽章から成っている。それぞれの楽章の所要時間は、演奏者の自由である。その楽器でさえ、ピアノでもヴァイオリンでもサクソフォーンの重奏でもオーケストラでも何でもよい。その合計所要時間をこの曲の曲名とすることとなっている。初演は1952年8月、米国ニューヨーク州のウッドストックで、ピアニスト、デイヴィッド・チューダーによって行われた。このとき、チューダーは、第1楽章を33秒、第2楽章を2分40秒、第3楽章を1分20秒で演奏し、その合計時間4分33秒が、この曲の通称となっている。
ちなみに、ジョン・ケージのほかの作品に0分00秒などもある。
(番組評価 85/100へえ)