三毛猫(みけねこ)とは、茶色・黒・白の3色の毛が生えているネコの総称をいい、縞模様の有無によって三毛猫と縞三毛にわけられることもある。また茶色・こげ茶・白の3色のネコも三毛猫(キジ三毛)と呼ばれることがある。
ネコの毛色を決定している遺伝子のうち、ぶち(白斑)、黒などを決定する遺伝子は常染色体上に存在するが、オレンジ(茶)を決定するO遺伝子のみはX染色体上に存在し、伴性遺伝を行う。三毛猫が産まれるのはO遺伝子が対立するo遺伝子とのヘテロ接合となった場合である。これは哺乳類では2つのX染色体のうち、どちらか一方がランダムに発生の初期に不活性化されることにより、毛色がオレンジになる(O遺伝子が発現)部分と他の色になる部分に分かれるからである。
したがって三毛猫は基本的にメス(XX)であるが、ごくまれにオスの三毛猫が産まれることがある。
(番組評価 80/100へえ)