半蔵と言っても、初代服部半蔵正成ではなく、二代目服部半蔵正就のこと。
父の名を継ぎ、家康の姪にあたる松平定勝の娘を妻にした事で徳川家の一族となった正就は調子に乗り配下の伊賀忍に横暴な振る舞いをするようになった。これに不満を持った忍者200人とその家族約1000人が2ヶ月もの間寺に立て籠もり、正就の解任を求め、幕府は正就に謹慎処分を命じた。これを不服とした正就はストライキの首謀者10名の死罪を要望し決行、10名中2名が逃亡。逃亡を知った正就は1名を探し出し斬殺、が全くの別人であったことが幕府に知れ結局リストラ。再起を賭けた戦いでは戦死を装い敵前逃亡、何食わぬ顔で農民として75歳まで生き抜いた。
(番組評価 84/100へえ)