日本の警察犬は以下の7種類。
・ジャーマン・シェパード・ドッグ
1880年頃、ドイツ中部および南部の山岳地方に存在した羊の番犬から高度な能力を有する軍用を目指して開発された犬種。第一次世界大戦でドイツ軍が軍用犬として採用し、優秀さが認められた。日本でも戦前、軍用犬として採用されている。
・ドーベルマン
19世紀末にドイツチューリンゲンのドーベルマンという人物が開発した犬種。軍用犬としても用いられた。断尾、断耳されている。
エアデールテリア
英国のテリア種で猟犬として使われていたが、英国、カナダなどで警察犬としての実績をもつ。
・コリー
英国北部スコットランド高地地方の原産で、テレビドラマ『名犬ラッシー』で有名になった。日本では1958年から警察犬に指定されている。
・ボクサー
ドイツで闘犬として作出された犬種で、断尾、断耳されている。
・ラブラドール・レトリバー
北欧や英国の原産で、カナダのラプラドール半島で海に落ちた魚等を回収する仕事に使われていた。盲導犬や麻薬捜査犬として採用されている。日本では1984年警察犬に追加された。
・ゴールデン・レトリバー
スコットランド原産で、警戒能力は弱いが足跡追跡や臭気選別能力が高い。日本では1992年に警察犬指定された。