からだの大きさや巨大な群れを作る社会性昆虫であることなど、アリとの共通点が多いが、アリとシロアリは全く異なった昆虫である。アリはハチ目(膜翅目)の一員で完全変態をおこなう昆虫であり、幼虫は蛆(うじ)のような形態をしている。一方、シロアリはシロアリ目(等翅目)という単独の目を構成し、不完全変態昆虫である。シロアリでは幼虫も成虫によく似た外見をしている。分類上はゴキブリやカマキリなどに近い。
シロアリがボールペンで引かれた線の上を歩くのは、ボールペンの溶剤に含まれる「フェニルセロソルブ」という成分が「道しるべフェロモン」と構造的に似ているため、シロアリが間違えてインクの後をたどるからだと考えられています。
(番組評価 70/100へえ)