1903年(明治36年)に開催された第5回内国勧業博覧会の会場跡地に、パリのエッフェル塔と凱旋門を模した初代通天閣が1912年(明治45年)にルナパークと共に建設された。64mというその当時東洋一の高さを誇っていた通天閣は、ルナパークとロープウェーで結ばれており、人々に親しまれていた。現在の二代目と同じように塔側面に巨大ネオン広告があった時期があり、当時の広告は「ライオン歯磨」であった。吉本興業に買収された後、太平洋戦争中の1943年(昭和18年)に直下にあった映画館・大橋座の火災で通天閣も類焼。その後、鉄材を「献納」するという名目で塔は解体され、初代通天閣は姿を消した。
(番組評価 67/100へえ)