緩歩動物(かんぽどうぶつ)ともいわれる。また形がクマに似ていることからクマムシと呼ばれている。
緩歩動物は環境に対する絶大な抵抗力で知られる。周囲が乾燥してくると体を縮めて樽状になり、代謝をほぼ止めて乾眠 (かんみん)する。樽(tun)と呼ばれる乾眠個体は、下記のような過酷な条件にさらされた後も、水を与えれば再び動き回ることができる。ただしこれは乾眠できる種が乾眠している時に限ることであって、全てのクマムシ類が常にこうした能力を持つわけではない。さらに動き回ることができるというだけであって、その後通常の生活に戻れるかどうかは考慮されていないことに注意が必要である。
(番組評価 77/100へえ)