女性は決闘の際、代闘士を立てるのが通例であったが、本人が強く望む場合、自身が決闘を行うことも認められた。この場合、不利にならないよう、特別な条件がつけられた。11世紀末から12世紀のデンマークの決闘裁判では、女は石をつけた紐を、男は棍棒を用い、男は下半身が隠れる穴の中に入れられた。男が撃ち損なって棍棒で地面を3回叩いたとき、女性が勝者となった。
数は少ないが、女同士の決闘も行われた。銃や剣など一般的な武器が使われることが多いが、フランスのモンマルトルでは、2名の女性が砂を詰めたストッキングで決闘を行った例が記録されている。
ちなみに、ウルグアイでは多くの条件をつけてはいるが、2006年現在においても決闘は合法である。ただし、決闘を非合法化する法案はたびたび検討されている。
(番組評価 40/100へえ)