廻しは6~8mほどの長さがあり、縦方向に数回折り込んで腰に締めこむ。取組においてはこれに下がりを挟み込む。大相撲では、幕下以下の力士の廻しは木綿製で黒色のものと決められている。十両以上の関取は稽古用の白い廻し(木綿)と取組用の繻子廻しの2種類を使い分ける。取組において使用される廻しを締め込みという。
締め込みは材質の問題から、帆布の廻しはへたってしまうため、また験担ぎの意味からも廻しは基本的に洗濯をしない。ただし、木綿製のものは新品だと型崩れ防止のため洗濯糊で糊付けされている場合があるので、これを落とすために洗うことがある。
洗濯しない理由は、特に安価な木綿廻しの場合、使用に耐えないほどの汚れの場合には廃棄して新調してしまうからという側面もある。
(番組評価 85/100へえ)