古代ローマでは、貴族たちが鉛製のコップでワインを飲むのを好んだため、鉛中毒による死者が続出した

古代ローマでも、貴族たちが鉛製のコップでワインを飲むのを好んだため、鉛中毒による死者が続出したといわれる。ワインの酸化から生じる酢酸が、空気中の酸素による鉛の酸化を助け、そのとき生じる鉛イオンが味蕾を刺激し鋭い甘みを与えるからであった。